頭の良い人と自称インテリの差

頭の良い人は、現実の事象を抽象化した上で、現実を動かすための具体的な行動に落とし込み、行動する人だ。

 

一方、自称インテリは、現実の事象を抽象化して、抽象化した概念の正しさを確かめ続け、現実の問題へ落とし込むことに興味を持っていない。

「自称インテリ」とは橋下徹さんの言葉で、いつもメルマガで否定されている人種の人たち。

 

自称インテリの話は、「そういう考え方があるな」「そうかもな」という参考にはなるが、じゃあ現実にどうすればいいか、何も言えない、抽象的な話にとどまる。

 

例えば、「将来的に年金は破綻する」と言われている。

自称インテリは「なぜなら〜〜〜」と、理由を述べ、実現不可能で無責任な解決策を提示する。(年金制度の抜本的改革など。少子高齢化の現在、どうやって改革するのだろう?)

頭の良い人は「じゃあどうする?」という解決策を考えようとする。解決できない問題には手をつけない。できないことをやろうとしても無駄だから。現状から具体的なステップを踏んで、実現可能性があることにチャレンジする。

 

自称インテリは、発生原因を突き止めることを目標とする一方、頭の良い人は解決を目標として、解決に役立つ発生原因調査をする。

 

自称インテリ=現状の問題と原因報告&妄想

頭の良い人=解決可能な問題を探し、解決する

 

だから、「自称インテリ」の人は、もう一歩考えを進めなきゃいけない。

「具体的にどうするのか?」が重要だ。

 

最近は、小池百合子さんが国政政党を作って公約を掲げたが、まったく実現可能性がなさそうに見える。ベーシックインカムなど、何年かけて導入に漕ぎつけようと考えているのだろうか?

 

具体策がない方針など無意味だ。理想を語って現実から逃げているだけだ。

理想を語りたいのなら、具体策に落とし込めるものを語らないと意味がない。

理想に逃げず、現実を生きよう。

 

夢を見ることは、現実を見ることだ。

現在から一歩一歩進むことで、夢への道のりを歩める。

考えるだけじゃ、一歩も進まない。1日一歩でも、何かを進めよう。