coincheckのリスク

金融庁が仮想通貨交換業者11社を認定した。

http://www.sankeibiz.jp/smp/macro/news/170930/mca1709300500004-s1.htm

 

この11社に、coincheckが含まれてないことに驚いた。

coincheckは、リップルコインなどかなりの仮想通貨の種類を扱っており、そこそこ利用者も多いと思われる。

にもかかわらず、今回の認定に含まれていないのはなぜか。

 

勝手な私見だが、顧客資金と会社自身の資金区分に不明瞭部分があるのではないかと推察している。

つまり、会社が顧客の資産を使い込むリスクがある、ということだ。

 

もちろん、現段階でそんな問題は発見されていないだろうが、今回の認定を受けれなかったことで、何らかの対応を迫られるような管理体制だったのだろう。

 

coincheck自身からもリリースが出ており、取り扱い通貨が多いから時間がかかっている、と主張している。

http://corporate.coincheck.com/2017/09/13/20.html

 

しかし、11社が同時に認定された状況で、本当にその理由だけ?と疑ってしまう。

 

仮想通貨業社は、ベンチャー企業にもかかわらず、金融機関としてのリスク対応を求められる。今回は、金融業の規制の厳しさに耐えられるよう、従前から統制がきちんとしていた企業が認定された、とも言えるだろう。

 

ともかく、coincheckに限らず、今回認定されていない業者を使っているなら、念のため口座変更することを推奨する。

ビットコインイーサリアムならbitflyer、ネムならzaifで良いだろう。